
ビジネスと人権
「ビジネスと人権」とは、企業活動において、企業が人権を尊重する責任を果たし、持続可能な社会づくりに貢献することを指します。国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、自社はもちろん、サプライチェーン全体での人権リスクの特定と管理が求められています。
近年、人権問題への対応が不十分な企業との取引を見直す動きが広がっています。取引先やサプライヤーへの調査が強化され、基準を満たさない場合、取引停止の判断がなされるケースも少なくありません。
日々の労務管理において、人権問題に直結する要素は多く潜んでいます。例えば、長時間労働に対する不適切な対応、不適切なハラスメント対策、労働条件の不平等、男性の育児休業を阻む状況、労働災害防止の不徹底などが挙げられます。これらの課題を放置することは、トラブルや法的リスクだけでなく、企業の信頼性や従業員のエンゲージメント低下を招く可能性があります。
社会保険労務士法人clarityでは、労務管理と人権尊重を両立させるための具体的な支援を行い、企業価値向上に貢献します。
ビジネスと人権に関する「コンサルティングサービス」
私たちは、企業の「ビジネスと人権」に関する取り組みをサポートするコンサルティングサービスを提供しています。
まずは、企業が人権尊重の取り組みを体系的に始められるよう、「人権方針」の作成支援からスタートします。この宣言は、企業の価値観を明確にする重要なステップであり、取引先やステークホルダーへの強力なメッセージとなります。
<具体的なサポート内容>
•ビジネスと人権宣言の作成支援:企業の特性や業界に応じた内容で、人権尊重方針を策定します。
•人権デューデリジェンスの導入支援:リスク評価と管理体制の構築をサポートします。
•取引先調査への対応支援:サプライチェーン全体での人権リスクを評価し、必要な改善策を提案します。
•従業員教育の実施:管理職から現場スタッフまで、人権意識を浸透させる研修を行います。
「ビジネスと人権」は企業価値を高める重要なテーマです。当法人の専門家が、最新の国際基準や国内の動向を踏まえ、実効性のある解決策を提案いたします。
詳細はぜひお気軽にお問い合わせください。
ビジネスと人権に関する「研修・講演」
中小企業から大企業まで、あらゆる組織に向けた「ビジネスと人権」に関する研修や講演も提供しています。企業の代表や管理職がその重要性を理解し、従業員全員に浸透させることで、人権リスクの低減とともに、企業価値の向上や持続可能な成長を実現します。
具体的な事例や実践的なアプローチも取り入れた内容で、企業の取り組みを一歩先に進めるお手伝いをします。
<研修・講演内容の例>
•ビジネスと人権の基礎知識
国際基準(国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」など)や国内外の最新動向を分かりやすく解説します。
•企業活動における人権リスクの特定と管理
サプライチェーンに潜む人権リスクの見極め方や、適切な管理方法を学びます。
•中小企業の取り組み事例
大企業に限らず、中小企業でも実践できる具体的な取り組み方法や成功事例を紹介します。
•人権デューデリジェンスの導入
人権影響評価の実施方法やステークホルダーとの対話の進め方を実践的に指導します。
研修・講演は、法令や国際基準だけでなく、実務に直結する内容で構成されています。また、各業界や企業規模に応じたカスタマイズが可能です。持続可能なビジネス戦略を考える一助となれるよう、最適なご提案をさせていただきます。
詳細はぜひお気軽にお問い合わせください。